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ドクター・シンは、毎朝・夕に、指示と様子見のために病室に来てくれる。
唯一英語がまともに通じる人で、とても頼もしい。 早く帰して~、と、うざいほど懇願。 日本で入院したことはないけど、病院食は患者によって決められてるんですよね。 インドの病院は、少なくとも私たちが滞在した病院では、 毎食、栄養士が「何たべたい?」と聞いてきます。 「何たべたい?」って!!? 何を食べると早く退院できる体になるのか。 それを考えるのが栄養士じゃないの?? 好きなものを食べられるのは大歓迎だけど(それでもバラエティーは少ないのだけれど)、 栄養士はコックさんじゃないのよ笑。 何が作れるのかわからないから、何があるのか聞いてみる。 魚、肉、野菜、スイーツ・・・・・ インドのオーダーは食材で決まる。そして、それらの食材はカレーに浸された形で出てくる。 病院でも同じだった。 私はドクター・シンから「グリーン野菜をたくさん食べて、ビタミンをとりなさい」と 言われていたので、「ベジタブル」を連呼する。 夕食、出てきた野菜は、ボイルしたポテトと人参とこころもち程度のインゲンだった。 次の夕食、 「ドクターから野菜をたくさん採れと言われとんや。緑の野菜がたくさん食べたい。 緑のね」 と、強調しながら連呼。 夕食、出てきた野菜は、ボイルしたポテトと人参とこころもち程度のインゲンだった。 次の夕食、 「サラダがほしい」と言った。 そして、出てきた野菜は、スライスしたキュウリだった。 当然想像するべき葉っぱものは、どうやらインドでは一般的でないらしい。 ギブミー・ベジタブル!! ビタミンを採らないと退院できないよ~~~ 野菜を採れといわれても、私が頑張って病院側に伝えるしかない。 食事だけでなく、シャンプーがほしいとか、ランドリーサービスをしてほしいとか、 英語が通じるドクター・シンに言ったことが、全く看護婦側に伝わっていない。 願いが通じるのは数日後。 病院の対応の遅さに呆れたドクターが釘をさすと、やっと嘆願したものが届く。 なにも非がなかったかのように、満面の笑顔で病室に届けられる。 看護婦は看護以外のことは聞こうとしない。 掃除夫はもちろん掃除以外のことはしない。 誰も、自分の仕事以外はやらない。 患者はお客様ではない。
by minotisa
| 2005-09-23 20:00
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